宅建士試験過去問 権利関係 借地権 2-50 平成28年 / 宅建はライトノベル小説で勉強しよう

Aが居住用の甲建物を所有する目的で、期間30年と定めて、Bから乙土地を賃借した場合に関する次の記述のうち、借地借家法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。なお、Aは借地権登記を備えてないものとする。

1、Aが甲建物を所有していても、建物保存登記をAの子C名義で備えている場合には、Bから乙土地を購入して所有権移転登記を備えたDに対して、Aは借地権を対抗することができない。
2、Aが甲建物を所有していても、登記上の建物の所在地番、床面積等が少しでも、実際のものと相違している場合には、建物の同一性が否定されるようなものでなくても、Bから乙土地を購入して所有権移転登記を備えたEに対して、Aは借地権を対抗することができない。
3、AB間の賃貸借契約を公正証書で行えば、当該契約の更新がなく、期間満了により、終了し、終了時には、Aが甲建物を収去すべき旨を有効に規定することができる。
4、Aが地代を支払わなかったことを理由として、Bが乙土地の賃貸借契約を解除した場合、契約に特段の定めがない時は、Bは、甲建物を時価で買い取らなければならない。

胡桃「これは簡単な問題だわね」
建太郎「うん。よく分からない選択肢もあるけど、とりあえず、正解は分かるな」
胡桃「基本を押さえることが大切だということがよく分かる問題ね。というわけで、1から見ていくわよ」

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宅建士試験過去問 権利関係 借地権 2-49 平成26年 / 宅建はライトノベル小説で勉強しよう

甲土地の所有者が甲土地につき、建物の所有を目的として、賃貸借する場合(以下、ケース1とする)と、建物の所有を目的とせずに、資材置き場として賃貸する場合(ケース2とする)に関する次の記述のうち、民法及び借地借家法の規定によれば、正しいものはどれか。

1、賃貸借の存続期間を40年と定めた場合には、ケース1では、書面で締結しなければ、期間が30年となってしまうのに対し、ケース2では、口頭による合意であっても、期間は40年となる。
2、ケース1では、賃借人は、甲土地の上に登記されている建物を所有している場合には、甲土地が第三者に売却されても、賃借人であることを当該第三者に対抗できるが、ケース2では、甲土地が第三者に売却された場合に、賃借人であることを当該第三者に対抗する方法はない。
3、期間を定めない契約を締結した後に賃貸人が甲土地を使用する事情が生じた場合において、ケース1では、賃貸人が解約の申し入れをしても合意がなければ、契約が終了しないのに対して、ケース2では、賃貸人が解約の申し入れをすれば、契約は申し入れの日から一年を経過することによって終了する。
4、賃貸借の期間を定めた場合であって、当事者が期間内に解約する権利を留保していない時、ケース1では、賃借人側は期間内であっても一年前に予告することで、中途解約することができるのに対して、ケース2では、賃貸人も賃借人もいつでも一方的に中途解約できる。

胡桃「この問題の出題意図は分かるわね?」
建太郎「つまり、借地借家法が適用される場合と民法上の賃貸借契約の場合の比較だよな」
胡桃「そうよ。それが理解できていれば、簡単に解けるわね」
建太郎「いや、簡単じゃないよ」
胡桃「そうかしら、条文レベルの問題だわ」

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宅建士試験過去問 権利関係 借地権 2-48 平成23年 / 宅建はライトノベル小説で勉強しよう

借地借家法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1、建物の用途を制限する旨の借地条件がある場合において、法令による土地利用の規制の変更その他の事情の変更により、現に借地権を設定するにおいては、その借地条件と異なる建物の所有を目的とすることが相当であるにもかかわらず、借地条件の変更につき、当事者間に協議が調わない時は、裁判所は、当事者の申立てにより、その借地条件を変更することができる。
2、賃貸借契約の更新の後において、借地権者が残存期間を超えて残存すべき建物を新たに築造することにつき、やむを得ない事情があるにもかかわらず、借地権設定者がその建物の築造を承諾しない時は、借地権設定者が土地の賃貸借の解約の申し入れをすることができない旨を定めた場合を除き、裁判所は、借地権者の申立てにより、借地権設定者の承諾に代わる許可を与えることができる。
3、借地権者が賃借権の目的である土地の上の建物を第三者に譲渡しようとする場合において、その第三者が賃借権を取得しても、借地権設定者に不利となるおそれがないにもかかわらず、借地権設定者がその賃借権の譲渡を承諾しない時は、裁判所は、その第三者の申立てにより、借地権設定者の承諾に代わる許可を与えることができる。
4、第三者が賃借権の目的である土地の上の建物を競売により取得して場合において、その第三者が賃借権を取得しても、借地権設定者に不利となるおそれがないにもかかわらず、借地権設定者がその賃借権の譲渡を承諾しない時は、裁判所は、その第三者の申立てにより、借地権設定者の承諾に代わる許可を与えることができる。

建太郎「ちょっと待て!この問題の選択肢って、どれも条文そのままの出題だろ?全部正しいように見えるんだけど?」
胡桃「条文をよく読んでいないと、間違いには気づかないかもしれないわね」
建太郎「まるで間違い探しのクイズじゃないか!しかも、問題文がやたらと長いし」
胡桃「条文を読み込んでいれば、正答はすぐに見つかるわよ」

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宅建士試験過去問 権利関係 借地権 2-47 平成24年 / 宅建はライトノベル小説で勉強しよう

賃貸借契約に関する次の記述のうち、民法及び借地借家法の規定並びに判例によれば、誤っているものはどれか。

1、建物の所有を目的とする土地の賃貸借契約において、借地権の登記がなくても、その土地上の建物に借地人が自己を所有者と記載した表示の登記をしていれば、借地権を第三者に対抗することができる。
2、建物の所有を目的とする土地の賃貸借契約において、建物が全焼した場合でも、借地権者は、その土地上に滅失建物を特定するために必要な事項等を掲示すれば、借地権を第三者に対抗することができる場合がある。
3、建物の所有を目的とする土地の適法な転借人は、自ら対抗力を備えていなくても、賃借人が、対抗力ある建物を所有している時は、転貸人たる賃借人の賃借権を援用して、転借権を第三者に対抗することができる。
4、仮設建物を建築するために、土地を一時使用として一年間賃借し、借地権の存続期間が満了した場合には、借地権者は、借地権設定者に対し、建物を時価で買い取るように請求することができる。

胡桃「これも基本的な問題だわね。常識でも解けるわ」
建太郎「うーん。そうか?よく分からない選択肢もあるけど」
胡桃「それでも、基本を理解していれば、正解がどれかは分かるでしょ」

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宅建士試験過去問 権利関係 区分所有法 2-46 平成28年 / 宅建はライトノベル小説で勉強しよう

建物の区分所有等に関する法律に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1、管理者は、集会において、毎年2年一定の時期に、その事務に関する報告をしなければならない。
2、管理者は、規約に特別の定めがある時は、共用部分を所有することができる。
3、管理者は、自然人であるか法人であるかを問わないが、区分所有者でなければならない。
4、各共有者の共用部分の持分は、規約で別段の定めをしない限り、共有者数で等分することとされている。

建太郎「やけに簡単な問題だな?」
胡桃「そうでしょ。まるで昭和の出題みたいだわね。これが平成28年に出題されたのよ」
建太郎「こんな簡単な問題もあるんだな」
胡桃「もちろん、このレベルの問題は誰でも解けるから、逆に解けなかったら、絶対に合格は不可能だからね」

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宅建士試験過去問 権利関係 区分所有法 2-45 平成24年 / 宅建はライトノベル小説で勉強しよう

建物の区分所有等に関する法律に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1、共用部分の保存行為は、規約に別段の定めがない限り、集会の決議を経ずに、各区分所有者が単独ですることができる。
2、共用部分の変更(その形状又は効用の著しい変更を伴わないものを除く)は、区分所有者及び議決権の各四分の三以上の多数による集会の決議で決するが、規約でこの区分所有者の定数及び議決権を各過半数まで減ずることができる。
3、管理者は、その職務に関して区分所有者を代理するため、その行為の効果は、規約に別段の定めがない限り、本人である各区分所有者に共用部分の持分の割合に応じて帰属する。
4、共用部分の管理に要した各区分所有者の費用の負担については、規約に別段の定めがない限り、共用部分の持分に応じて決まる。

胡桃「区分所有法の問題だわ。区分所有法は、条文を知っているかどうかだけよ」
建太郎「うん。でも、やたらと長い条文ばかりだから、読む気にならないよ」
胡桃「区分所有法くらいで音を上げていたら、法令上の制限の法律なんて読めないわよ。区分所有法の条文は、一通り、目を通しておかなければだめよ」

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宅建士試験過去問 権利関係 占有 2-44 平成27年 / 宅建はライトノベル小説で勉強しよう

占有に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。

1、甲建物の所有者Aが甲建物の隣家に居住し、甲建物の裏口を常に監視して、第三者の侵入を制止していたとしても、甲建物に錠をかけてその鍵を所持しない限り、Aが甲建物を占有しているとは言えない。
2、乙土地の所有者の相続人Bが乙土地上の建物に居住しているCに対して、乙土地の明渡しを求めた場合、Cは、占有者が占有物について行使する権利は、適法であるとの推定規定を根拠として、明渡を拒否することができる。
3、丙土地の占有を代理しているDは、丙土地の占有が第三者に妨害された場合には、第三者に対して占有保持の訴えを提起することができる。
4、占有回収の訴えは、占有を侵害した者及びその特定承継人に対して当然に提起することができる。

建太郎「なんだこの問題は!鍵を所持していなければ、だめかどうかって、細かすぎるだろ!」
胡桃「確かに細かい選択肢もあるけど、条文レベルの問題よ」
建太郎「問題文は短いけど、訳の分からない選択肢もあるよ」
胡桃「だとしたら勉強不足だわ。もう一度テキストを読み直しなさいよね」

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宅建士試験過去問 権利関係 不法行為 2-43 平成26年 / 宅建はライトノベル小説で勉強しよう

不法行為に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば正しいものはどれか。

1、不法行為による損害賠償請求権の期間の制限を定める民法第724条における、被害者が損害を知った時とは、被害者が損害の発生を現実に認識した時をいう。
2、不法行為による損害賠償請求債務の不履行に基づく遅延損害金債権は、当該債権が発生した時から10年間行使しないことにより、時効によって消滅する。
3、不法占拠により、日々発生する損害については、加害行為が終わった時から、一括して消滅時効が進行し、日々発生する損害を知った時から、別個に消滅時効が進行することはない。
4、不法行為の加害者が海外に在住している間は、民法第724条後段の20年の時効期間は進行しない。

胡桃「これは、基本的な判例の知識を問う問題だわね」
建太郎「基本か?見たことのない選択肢ばっかりだけど?」
胡桃「そうだとしても常識で解ける問題ばかりよ。まず、民法第724条の条文から見ていくわよ」

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宅建士試験過去問 権利関係 不法行為 2-42 平成24年 / 宅建はライトノベル小説で勉強しよう

Aに雇用されているBが、勤務中にA所有の乗用車を運転し、営業活動のため、得意先に向かっている途中で事故を起こし、歩いていたCに危害を加えた場合における次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば正しいものはどれか。

1、BのCに対する損害賠償義務が消滅時効にかかったとしても、AのCに対する損害賠償義務が当然に消滅するものではない。
2、Cが即死であった場合は、Cには事故による精神的な損害が発生する余地はないので、AはCの相続人に対して、慰謝料についての損害賠償責任を負わない。
3、Aの使用者責任が認められてCに対して損害を賠償した場合には、AはBに対して、求償することができるので、Bに資力があれば、最終的には、AはCに対して、賠償した損害額の全額を常にBから回収することができる。
4、Cが幼児である場合には、被害者側に過失があるときでも、過失相殺が考慮されないので、AはCに発生した損害の全額を賠償しなければならない。

胡桃「これは、基本的な判例の知識を問う問題だわ。瞬時に答えが分からなければだめよ」
建太郎「マジか!よく分からない選択肢もあるけれど」
胡桃「たとえ、判例を知らなくても、常識で解けそうな問題だわ。そう思わない?」
建太郎「うーん。まあ、確かに常識で分かる選択肢もあるな」

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宅建士試験過去問 権利関係 相続 2-41 平成27年 / 宅建はライトノベル小説で勉強しよう

遺言及び遺留分に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば正しいものはどれか。

1、自筆証書の内容を遺言者が一部削除する場合、遺言者が変更する箇所に二重線を引いて、その箇所に押印するだけで、一部削除の効力が生じる。
2、自筆証書による遺言をする場合、遺言書の本文の自署名下に押印がなければ、自署と離れた箇所に押印があっても、押印の要件として有効となることはない。
3、遺言執行者が、管理する相続財産を相続人が無断で処分した場合、当該処分行為は、遺言執行者に対する関係で無効になるが、第三者に対する関係では無効とならない。
4、被相続人がした贈与が遺留分減殺請求により、全部失効した場合、受贈者が贈与に基づいて、目的物の占有を平穏かつ公然に20年間継続したとしても、その目的物を時効取得することはない。

建太郎「なんだ、この問題は!印鑑の押し方とか、やたらと細かくないか?」
胡桃「でも問われている内容は、条文に書かれているレベルのことよ。それに基本的な判例からの出題だわ」

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